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今回は集団の中で生活する人間の、集団内での対人行動についてになります!
対人行動の中で代表的なものを2つご紹介します。
集団内で起こす2大対人行動
攻撃行動
援助行動
対人行動その1:攻撃行動
攻撃行動の中にも種類があります。
身体的攻撃
殴る・蹴るなどの打撃攻撃。
能動的攻撃
自分から相手に攻撃を仕掛けること
直接的攻撃
自分が攻撃していることを相手に分かりやすいように攻撃すること
言語的攻撃
悪口を言ったり脅したりする言葉の暴力
受動的攻撃
相手を無視したり拒絶したりすること
関節的攻撃
相手に分からないように隠れて攻撃すること
敵意的攻撃
相手を苦しめ、困らせること
ココがポイント
男女で攻撃の種類が分かれます!
青色の吹き出しは男性によく見られる攻撃行動で、ピンク色の吹き出しは女性によく見られる攻撃行動になります。
では、集団内での攻撃行動の種類が分かったところで「何故攻撃行動をするのか」と言うことを考えていきましょう!
攻撃行動の4つの主な要因
以前の『備忘録』でも書きましたが、人間が攻撃を起こすのは、その集団の中で自分の身が脅かされそうになったとき、もしくはもう危険な状態だと感じたときになります。
攻撃行動を誘発する要因
他者から攻撃を受ける
からかわれたり、馬鹿にされたりする
自分の意見を否定される
自分の能力を過小評価される
そして、勘違いしてはいけないのが、この4つの要因で必ず攻撃行動に出るかと言ったらそうでもありません!
というか、この要因だけですぐさま攻撃行動に移る人は少ないかもしれません。
ただ、ここに、個人的要因と環境要因が掛け合わさることで、攻撃行動への確率はグンっと上がってしまいます!
個人的要因性別や性格のようなパーソナルな部分。
女性よりも男性の方が攻撃行動に移りやすく、自尊心が高い人も攻撃行動に移りやすいということになります。
環境要因気温や湿度、人口密度など多湿で他者への密着度が高いとストレスを感じやすいため攻撃行動を引き起こしやすくなります。
ココがダメ
基本的には攻撃行動というものは社会的に認められることはないため、自ずと事が起こらないように意識的に回避するものですが、自分の攻撃行動にもっともらしいイイワケやルールで回避する行動に出ます。
社会的に認められていないこの攻撃行動に出たあと、罪悪感を消すため、不道徳なことをしてしまった自分自身への不安解消のため、
「この攻撃は正しかった」
「この攻撃はすべきだったこと」
と正当化しようとします。
例えば…
➢ しつけのための暴力
➢ 指導のための暴力
これは「攻撃された側にさも原因があったから攻撃したんだ!」
「攻撃したのは当然なんだ!」という典型的な責任転嫁の例ですね…。
集団内での『攻撃行動』は様々な種類があり、不道徳な行動ですが、その攻撃行動を誘発してしまう要因や人間という動物を理解しておきましょう!!
対人行動その2:援助行動
人間が集団の中で起こすもう1つの対人行動は、
援助行動
です!
先ほどの『攻撃行動』とは違い、この行動は実に道徳的で、しかも自身の幸福感を高めてくれる行動です!
しかしこの『援助行動』に移るまでにはある過程を踏んでいきます。
援助行動に移るまでの5つの過程
step
1援助が必要な状況を目撃する
step
2援助が必要だと認識する
step
3援助することでの自分の責任の重さを確認する
step
4どんなふうに援助するか考える
step
5援助行動に移る
step3が援助行動の分かれ道
援助する上で、労力やコストが大きいと援助行動に移しにくいという傾向にあります。
その他にも『援助行動』に移しにくいものをご紹介していきます。
援助行動を阻害する要因
ここでのポイントは援助する側の援助行動の阻害要因だけでなく、援助される側の『援助要請』についても説明していきます。
援助要請の阻害要因
心理的負債。
誰かに助けてもらうことで返報性の原理が働き、助けてもらったお礼に何かでお返しをしなければいけないという心理的な負債を避けるため、援助要請を出しにくくなってしまう。
自尊心が傷つけられる
援助を求めることで「自分では対応できない」「問題解決の能力がない」と他者に伝えてしまうことになり『自己高揚動機』が発動し、援助要請を出さないという行動にでてしまう。
いかがですか?
思い当たりませんか?
残念ながら、思い当たりますよね!!
援助する側のもう一つの援助行動阻害要因
傍観者効果
援助する側は、援助にかかる労力とコストで、援助するかどうかを検討します。
しかし、労力とコスト以外にも、援助行動に移るかどうかの分かれ道があります。
それが『傍観者効果』というもので「他にもたくさん人がいるから、自分じゃなくてもいい」「周りから親切ぶっていると思われたくない」なんて心配をしてしまうことで、結果として行動に移しにくくなってしまいます。
しかし、人間は他者の援助行動を見ると、自身の援助行動が促進される傾向もあるので、周りの目を気にすることなく援助行動に移すことがとても大切です!!
集団内での『援助行動』が行われるまでには一定の過程があり、しかし援助行動が行われないからと言って「無責任な人」「薄情な人」ということではなく、集団内特有の心理状態を理解し、ネガティブな解釈をしないことが大切です!!
はい、いかがでしたか?
今回の6冊目
なんやかんやで、もう今回で6冊目の『行動心理の備忘録』
まだまだ続きます!!
次回は、、、えっとー
『人間はどのような人に好意をいだくのか?』
『それは何故か!?』
です!
良好な対人関係を築くためには知っておいた方がいいことかも!?
次回も是非お読みいただけると幸いです!
こんにちは。ブログ管理者のpandaです。
名前の由来は高校時代に飼っていたウサギの名前です。
元スポーツジムトレーナーで、今はデジタルマーケティング&
コピーライティングを行っています。
その経験を活かして、ブログという手段で様々な情報を発信していきたいと思います。
夢は、、、悠々自適な人生!!
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