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行動心理学勉強中のpandaが書く、勉強ノート『行動心理学の備忘録』
毎回、少しずつではありますが、勉強した内容を書いていきますので乞うご期待(!?)
前回の『備忘録』
-
行動心理について勉強してみた。行動心理学の備忘録!
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さて、今回は『人間』という動物について深堀りしていきます!
犬ってどういう動物?
いかがでしょうか?
突然で「えっ!?」って思った人もいるかもしれませんが、落ち着いて考えてみて下さい!
4足歩行
しっぽがある
毛がある
という外見的特徴があります。
もう少し仕草や行動の部分に目を向けると…
しっぽで感情を表現!
喜ぶとしっぽ全体を振る、怖いとしっぽを足の間に入れて隠す。
その他にも、
頭がいい、人の気持ちを察知できる、
犬が食べちゃいけないものがある、
寿命が人よりも短い、
etc…
というような感じで、結構犬という動物については知っていることも多いかと思います!!
では、こんな質問はどうでしょうか?
人間ってどういう動物ですか?
二足歩行!!!
は、パッと出てきましたが…。
と言うように、私たちは意外にも私たち自身である人間という動物について、あまり詳しくは分かっていません。
というか、改めて言葉に出そうとしてみても出てこない。
と言った方が正しいかもしれません!
無意識的理解
人間は、
自然と、
頭で考えずに、
行動や仕草をしていたりします!
そして、それを理解する側も実は無意識で対処していたりします!
ただ、この無意識的理解というのは、人間に元々備わっているものではなく、後天的に得られるスキルのようなものです!
このスキルを得るためには、当然ながら学びや経験が必要です。
ポイント
人間を知り、自分を知って、相手を知る!
人間とはどのような動物なのか!?
いきなり結論ですが、
ズバリ、
人間は、家族や学校、会社やクラブ、自治体などの集団に所属する『社会的動物』です。
私たち人間は集団の中で生活をする動物なんです。
それは何故!?
答えはシンプル、一人で生きていくよりもラクだし、便利で、安全だからです!
人間以外の動物にも見られるもので、群れをを作って生活している動物は、すべてこれに当てはまります!
そしてここにはある欲求が隠されています。
それは『所属欲求』です!しかもこの欲求は非常に強いものです。
ホワッツ、所属欲求!?
「あなたは出来ない人間です」
「ここから出て行ってくれませんか?」
って言われたら、100人中100人が嫌な気持ちになるはずです!
『仲間はずれ』や『無視』を受けると非常に高いストレスを受けてしまいます。
これは何でだと思いますか?
直感的に『嫌だっ』って感じるものに近いから。
人間は所属欲求を持っているから。
参考
人間は、
誰かに受け入れられたい、
安心できる場所にいたい、
誰かと繋がっていたい、
という強い所属欲求を持っています!
そんなに強い欲求なの!?
そう、めちゃくちゃ強い欲求です!
どれくらい強いかと言うと、例えば、野生動物だとしたら↓
例
群れを作って生きる野生動物にとって、群れ=(集団)から離れること、追い出されることは『死』を意味します。
人間の場合だって『死』とまではいかないものの、集団から疎外されることによって、自己制御能力や認知能力、思考の低下が見られます。
ココがポイント
集団で暮らす動物は、集団を失う怖さを頭で考えなくても遺伝子レベルで既に分かっている。
集団の中に居続けたいという欲求は非常に強くなる。
集団の中に居続けるための努力を惜しまない。
所属欲求から現れる行動とは!?
所属欲求は『集団内に所属したいという欲求』であるということが分かったところで、今度は所属欲求がもたらす人間の行動を見ていきましょう!
まず、絶対に避けなければいけないこと。
それは、
集団から疎外されることです。
では集団から疎外されてしまう要因って何なんでしょうか?
3つの要因
周りから嫌われてしまうこと
周りと比べて自分が劣っていること
周りと比べて自分だけが違う
この要因のどれかに当てはまってしまうと、残念ながら集団の中にいることが難しくなってきます。
そうならないように、人間はある行動を起こします。
何だと思いますか?
少し考えてみて下さい!!
人間が集団から疎外されないためのある行動とは!?
どうですか?
ひらめきましたか?
答えはこちら↓
他者の悪口を言う
ウソをつく
見て見ぬふりをする
意外ですよね?
一般的には良くないことであるこの3つの行動は、所属欲求が引き起こしていたということです!
はい、その通り!
人間は自分を演じている
所属する集団によって違う自分を演出
私たちは疎外要因に当てはまらないようにするため、自分自身を理解する必要があります。
私たち人間が自分自身を理解する術には2つの視点があります。
2つの視点
自分はこういう人間だと理解する自己(セルフ)
周りが自分を評価したものを基準に自己を判断する社会的自己(ソーシャルセルフ)
ポイント
学校の成績をイメージしてみて下さい!
例
クラスの平均点が50点だとします。
あなたの成績が55点なら、あなたはクラスの中で真ん中くらいになります。
あなたの成績が80点なら、あなたはクラスの中で上位になります。
いかがですか?
所属しているクラスによって、あなたの立ち位置が変わっていることに気付いたかと思います。
あなたがそのクラスで上位なのであれば、充分あなたの所属欲求は満たされていることでしょう。
しかし、あなたが下位だった場合、あなたの所属欲求は満たされません。
そうなると…
あなたは無意識に、そのクラスから疎外されてしまうという恐怖を抱き…
残念ながら、自分よりも下位の人間を探し、いなければ作ろうとしてしまうようになります💦
どうやって自分より下位の人を作るの?
それは、周りに対しての自己アピールです!
「私はこんなにすごいんだ!」
「私だったらこんなことはしないな!」
そういう人ちょっと苦手かも…
何で必要以上に自己アピールをしてしまうのか…
それは『自己高揚動機』という、優れた存在でありたいという、人間誰もが持つ根本的な欲求が働くからなんです!
人間が周りの視線を気にするのはワケがあった!?
先ほどの例は、学校の成績という自分の立ち位置が分かりやすいケースでしたが、数字では表せない場合がほとんどです!
では、私たち人間はそんな場合、どうするでしょうか?
「自分の立ち位置はこの集団の中でどの辺なんだろ?」と把握しにいくという行動で対処します!
要は
周りと比較し、自分自身を評価するということです!
自分の意見や行動が妥当か
態度はどうか
迷惑をかけていないか
さらに、ここに自己高揚動機が絡んできます。
自己高揚動機を高めようとするため、周りから高評価をもらう必要が出てきます。
なので、
人間は周りからの評価や視線に敏感になってしまうのです!!
人間の行動への理解
ポイント
周りへの悪口を言ったり、ウソをついたり、自己アピールが過ぎたり…これは一見、マイナスな行動に思えますが、実は人間誰もが持つ根本的欲求(所属欲求・自己高揚動機)からくるものだと理解しておけば、対処も変わってきますね!
集団で生活する、社会的動物である人間の適応手段なんです!!
次回は『人間の心』を理解していきます!
また次回も読んで頂けたら幸いです!
次回
✓ 人間の持つ感情の役割とは!?
こんにちは。ブログ管理者のpandaです。
名前の由来は高校時代に飼っていたウサギの名前です。
元スポーツジムトレーナーで、今はデジタルマーケティング&
コピーライティングを行っています。
その経験を活かして、ブログという手段で様々な情報を発信していきたいと思います。
夢は、、、悠々自適な人生!!
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